2019年2月6日(水)
IT導入補助金は2019年度(平成31年度)に実施されるのか?
※上記画像はIT導入補助金2018年度版です。
こんにちは。西田です。
IT導入補助金2019年度について現況報告いたします。(2019年2月26日現在)
★IT導入補助金2019年のポイント★
予算・採択数は大幅に減りますが、補助額が最大50万円から450万円にアップ。
例:900万円以上のシステム販売→450万円補助
対象:ソフトウェア、クラウド利用費、専門家経費等
ホームページ制作は対象外となる見込みです。
(代替する補助金制度については後述します)
★昨年との比較★
・予算100億円(2018年は500億円)
・補助額は最大450万円(2018年は50万円)、下限は40万円(昨年15万円)
(このため販売金額が80万円未満の
システムは申請対象外となります)
・補助率は昨年同様1/2、補助予定件数は約6,000件
(2018年は当初10万件の予算。実際は約63,000件採択)
★今後のスケジュールについて★
2019年3月中には事務局が決定し、
その後、今春支援事業者登録・ITツール登録が行われると予想されます。
4月下旬・5月頭には補助金申請が開始される可能性があります。
★今年度について★
2018年度実施分は、予算500億円、62,893件が採択されています。
補助額が50万円までだったため、
最大50万円として見積もっても×6万件=300億円程しか使われていません。
予算は200億円~は余ったと思われます。
これに比べ今年度のIT導入補助金は100億円、採択予定数は約6千件の見込みです。
補助額が最大50万円から、450万円に増えたことは大きなメリットですが、
予算は5分の1、採択見込み件数は94%減少(10万件→6千件)となっており、
難易度は高いと思われます。
最大450万円の補助金の採択を目指すには、
IT導入支援事業者(ベンダー)側で行う、
事業者登録とITツール登録の情報と
実際申請する補助事業者(購入者)側の
事業計画の策定を一体化させることが重要です。
予算が限られており、複数回公募された場合、
後で申請すれば採択率は大きく下がる可能性が高いでしょう。
【まとめ】
結局、補助金を利用してホームページ作成を今からお考えの方は
小規模事業者持続化補助金が一番適しています。
2019年小規模事業者持続化補助金に関する最新情報(2019年3月10日更新)
以下過去記事です。——————————————————–
弊社は昨年11月にベンダー(導入支援事業者)として登録され
昨年末(2018年)駆け込みで3件のIT導入補助金の申請支援を行い、
みごとに3件とも採択となりました。
そして、1月末にホームページを納品しました。
現在、事業報告(支払い証明書、事業内容・金額、納品URL)を
補助金事務局に提出中で
約1ヶ月後に補助金確定通知が来る予定です。
さて、今回は採択率100%だったわけですが
2019年度(平成31年度)4月からのIT導入補助金はどうなるのでしょうか?
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2018年12月21日2019年IT導入補助金は閣議決定され、
今行われている通常国会で採択され、3月ベンダー登録募集、
春に補助事業者(補助金を受取る会社)の公募予定で進行しているようです。
内容を見て驚きました。
なんと!補助額が下限40万円、上限450万円へ大幅増額しているのです。
補助率は前回同様1/2です。
前回までは申請すれば、ほぼ採択されたのですが
さすがに450万円まで引きあがると審査も厳しくなり
採択率は激減するでしょう。
それとこのIT導入補助金は
ITツール(ソフト・サービス)導入に申請できる補助金なのですが
前回と違い、ホームページ制作が除外されるようです。
昨年までは補助金下限15万円、上限50万円だったので
補助率1/2を考えれば
30万~100万円のホームページ制作が対象になり
IT導入補助金を受け取る補助事業者にとっては
ちょうどよい補助金だったのですが、
今回で今までのパターンが崩壊しました。
ですので、地方の中小企業がホームページ制作で補助金を獲得するためには
2019年度は小規模事業者持続化補助金がいいようです。
この小規模事業者持続化補助金は
補助上限50万円、補助率2/3ですから
30万円のホームページ制作を行った場合は
20万円の補助金が受けられ、実質10万円で
30万円のホームページが手に入るのです。
申請書類は以下の通りです。
○「様式4」(地域の商工会議所が作成・発行した事業支援計画書)の提出【必須】
○「電子媒体」(CD-R・USBメモリ等)に必要事項を記入した以下のデータを
すべて保存しているものの提出【必須】
・様式1(申請書)
・様式2(経営計画書)
・様式3(補助事業計画書)
・様式5(交付申請書)
また加点対象として経営力工場計画の認定業者になることが
採択率を上げるポイントだと思います。
前年が2月28日までに認定を受けた業者という条件だったので
今年も準じると思われます。
認定手続きは不備がない場合に30日程度かかりますので
今年はもう無理だと思います。
【まとめ】
ホームページ制作で補助金を考えている方は
補助率2/3の『小規模事業者持続化補助金』に挑戦してみてください。