べんじゃら | 年間6,000件以上の制作実績を持つ印刷会社三光の記事です。

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べんじゃら | 年間6,000件以上の制作実績を持つ印刷会社三光

2019年3月23日(土)
べんじゃら

お世話になっております。制作課の鷹巣です。
 
みなさまは「べんじゃら」なるものをご存知でしょうか。
 
私の地元有田町では、川底や神社や公園、民家があった更地に至るまで、ごろごろと落ちています。
 
とりわけ川底にたくさんあるのですが、アスファルトなどで舗装された土地以外でこのべんじゃらが
落ちていない所はないと言っていいくらいです。
 
 
このへんまで説明するとお分かりになる方がほとんどだと思いますが、
答えは陶磁器のかけらです。昔の人は売り物とならない失敗した陶磁器など主に川などへ投棄したそうです。
それが年月を経て、砕かれ、小さなかけらとなっているわけです。
 
ほんとうに至る所で目につくので、子供の時分はそれが当たり前だと思っていたのですが、
大人になりこのような風景は他の町では見られないかなり特異な事だと気づかされました。
 
風化して無くなることもなく、400年という時を経ても変わらないものが
日常にごろごろと混在しているという状況は、考えてみればやはり不思議なことです。
 
 
かけらとはいえ、文化財としての扱いなので持ち帰ったりすることは禁じられているそうですが、
その不定形な味わいを模して、箸置きなどの商品で売られていることもあります。
 
 
最近は子供と近所を散歩しているとき、どのような絵柄のかけらが落ちているか探してみるのが楽しいです。
 
有田にお越しになられた際は、足元を見ることでもその歴史を感じて頂ければと思います。