2019年6月6日(木)
書籍『いらない保険』読後レビュー
こんにちは。西田です。
本日は保険の話をさせていただきます。
写真は最近読んだ本で『いらない保険』です。
私は1年ほど前に民間保険をほどんど整理して、必要最小限にしましたが
その裏づけとなる証拠が数多く示されており、さらに不安がなくなりました。
以下は、本のまとめです。
・最強の保険は公的な健康保険。老後の病気などには健康保険が一番
・保険が必要なのは、自立していない子供がいる世帯主の死亡保障くらい
・健康保険などの公的な保障制度を理解し、保険加入を最小限にする
・保険をよく知るひとほど保険に入らない
・がんに罹っても、通常、費用負担は50万円程度
・先進医療は効果が証明されていない実験的な医療に過ぎない。 保険会社の商売にだまされない
・平均寿命は延び続けている。過去30年間で、男性0.18 歳/年、女性 0.2歳/年の割合で延びている。想定年齢を大幅に超えて生き続けることになる
・こうした長寿の時代においては、そもそも保険という仕組みそのものが適してない
・日本国内で「健康保険の範囲内」で医療を受ける限り、どんな重病に罹っても、そこまでお金がかかることはまずない
・健康保険は、小学校に上がる前の幼児は2割負担、それ以上が3割、70歳から74歳までは原則2割、75歳以上は1割
・75歳以上の脳梗塞患者は、医療費としては300万円以上かかっていても、本人負担は30万円前後
・現役の医師の多くが「どんな病気でも、社会復帰や家庭復帰までの医療費は50万円で済む」と言っている
・公的な高額療養費制度の効果は大きく、健康保険に組み込まれている第2のセーフティーネットである。
70歳未満のひとの場合、たとえば年収約370万 ~ 約770万円なら、<80100円+(医療費-267000円)×1%> なので、一般的な収入なら1ヶ月の負担は9万円弱で収まる
・ほとんどの保険会社のホームページには医療療養病床は給付対象と書かれているだけで、介護医療院については完全スルーの保険適用外
・腹腔鏡下手術 や胸腔鏡手術は「重大手術の対象とならない」と明記されている
・今売られている医療保険では、最高額の手術給付金をもらえる見込みがほとんどない
・今の医療保険は、現在進行中の医療政策や医療技術の進歩に追いついていない
・肺がんの平均入院日数は10~16日程度
・公的な傷病手当金が給与の2/3支給×18ヶ月+有給休暇40日間を使えば、ある程度の生活をカバーできる
・胃ろうは介護期間の延長で医療でも介護でもないという介護士もいる
ここまでが、本のまとめです。
ところで、冒頭で話した、私が民間保険を整理することになったきっかけですが、
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』という本で
日本の公的保険である健康保険、遺族年金制度、高額療養費制度と
民間保険の実態を具体的に学べたからです。
以上、参考になれば幸いです。