2018年2月1日(木)
高品質な環境対応型印刷
印刷するための「5大要素」をご存知でしょうか
印刷を行うために必要な要素として5つの要素があり
①原稿、②版、③インキ、④.被印刷物、⑤印刷機械、の5つです。
今回弊社では⑤大要素の「版」を変更しました。
弊社で使用している版は大きく分けて、「印刷時水を使用しない版」と
「印刷時水を使用する従来型の版」の2種を使用しています。
どちらもプレートレコーダーにより印刷データをレーザーで焼き込み、
その後現像処理をして印刷出来る版が完成します。
この現像処理に大きな違いがあります、
従来の版ではPH12以上の強アルカリ現像液を使用するため
廃液を特別管理産業廃棄物とし回収が義務づけられていますが、
水なし印刷は、水現像により有害な廃液が一切出ないとてもクリーンな版です。
今回変更を行ったのは、従来型の印刷時水を使用する版です。
新しい版は現像が不要の版で強アルカリ現像液を使用しません。
これによりどちらの版を使用しても環境に優しい、
取り扱うオペレータにも安全な作業が出来るようになりました。
また、この版の能力はそれだけではなく、印刷物の乾燥性能にも影響があり
印刷後すぐに加工が出来る速乾印刷が可能です。
ただし可能にするためには印刷技術の更なる向上が求められ、
今まさに技術習得に向かって日々努力しています。
一日でも早く、高品質な物をより早くお届け出来る事を目標に取り組んでまいります。(津上)